ついに始まった初の全国高校サッカー選手権大会初戦。緊張が高まる中、第1試合のハーフタイムに、ピッチ状態を確認しました。
30人の登録メンバーからベンチ入りするのは20人。外れた10人は、アップ会場にいた20人のアップ開始の唱和に合わせ、アップ会場の外で自分たちで円陣を組み、全力サポートを誓い合いました。強風が吹き荒れる中、試合が始まりました。自分たちのペースをつかむまでは辛抱の時間と覚悟していましたが、のびのびしたイレブンのプレーによって次第にリズムを作り出しました。そして、早くも得点機を迎えだすと…。
前半14分でした。那須永翔が中央へ放り込んだボールを菅原新がヘディングで落とし、そのボールを拾った岡本崇凱がドリブルで横に這いながら菊地竜空へパス。菊池が鋭い反転から右足を振りぬくと、ボールはゴールに吸い込まれました。
続く、20分にはゴールキーパー高橋諒朋が前線に蹴り込んだボールに対し、阿部耀仁が相手ディフェンダーの間に割って入りながら、左足でシュートを決め追加点をあげました。さらに阿部耀仁は、29分に解説の秋田さんが「いやあ、素晴らしいシュートでしたね」と絶賛するミドルシュートを右足で決め、3-0で前半を折り返しました。
後半は攻守が交代し、龍谷高校の反撃に苦しみましたが、GK髙橋を中心とした粘り強い守備によって1失点におさえ、嬉しい全国初勝利となりました。
勝利をもたらしてくれたのは、31日大晦日という中において応援に駆けつけてくれた大応援団でした。現地の方もたくさん来てくださり、初出場の勝利を力強く手繰り寄せてくださいました。本当にありがとうございました!
ホテルにも戻ると、従業員全員が拍手で出迎えてくださいました。そして、夕食時にはお祝いプレートを飾ってくださいました。
岩手県勢で、初出場初勝利は62年ぶりとのことです。62年前の大会の出場校を調べてみると、遠野高校のようです。岩手県では、遠野・盛商の2強時代がいかに長かったかを物語っています。
首都圏開催になってからの県勢の戦績は、これまで39勝41敗でした。本校が今日勝って、40勝41敗となりました。次は1月2日、国学院久我山との対戦となります。強敵となりますが、引き続き応援よろしくお願い致します!
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