vs盛岡商業 2-1 勝【得点者】佐藤裕翔・鎌田悠生
3年連続でこの決勝の舞台に上がってきました。昨年は遠野高校に0-1と惜敗し、リベンジを誓った100回大会決勝の相手は盛岡商業。85回大会では岩手県勢初の全国制覇を成し遂げ、東北プリンスリーグに在籍している強豪です。その最高の相手との激闘を振り返っていきます。
前半開始2分に試合が動きます。相手のロングボールを弾き返した際、すぐさまセカンドボールを回収したのは鳥谷部修平でした。縦に動きながら鳥谷部が選択したのはディフェンスラインの背後へのパス。そこでラインを縫うように動き出していたのは、エースストライカー佐藤裕翔。ボールを受けると相手の前に入り込みながらゴールに向かっていくと、最後は冷静にゴール左に流し込みました。その後はボールを持つ時間も増えましたが、盛岡商業のフィジカルとロングボールに対応しきれない部分もあり、前半は1-0で折り返しました。そして、後半開始。ここから伝統校の底力を見せつけられます。ショートパスも織り混ぜながらロングボールで背後を狙い、前線の選手の機動力を生かし、セカンドボールを奪われ続けました。守備に追われた選手たちは疲弊し、足をつって負傷退場を繰り返しました。アディショナルタイムは6分でした。ここで戦況が一気に変わります。後半44分CKからストレート系のボールが入ると、ドンピシャでヘディングシュートを放たれます。土壇場の状況で追い付かれてしまいました。痛すぎる失点。しかし、選手たちは冷静で「俺たちならやれる」と全員が口ずさんでいました。延長戦が始まるとすぐにビックチャンスが訪れます。1年生FW鈴木千翔が抜け出し、キーパーとの1対1。しかし、相手キーパーのファインセーブ。遠すぎるゴール。PK戦を覚悟した延長後半8分、ハーフェーライン付近でボールを回収した名久井悠希が持ち出すと、ディフェンスラインと中盤のラインの間で待ち構えていた鈴木にラストパス。ここが最後のチャンスかと思われた瞬間、鈴木が選択したのはスルー。するとボールの軌道がずれ、この3年間専北を支え続けた男、鎌田悠生のへボールは転がり、鎌田が右足を振り抜き、値千金の勝ち越し弾。そして、試合終了のホイッスル。私立としては初めての二度目の本大会への参戦となりました。インターハイに続き優勝できたのは、間違いなくチームとして戦ったからだと感じています。本大会では私たちの目標である「日本一」を達成できるように頑張ってきます。改めて応援よろしくお願いいたします。
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