第98回全国高校サッカー選手権岩手県大会・準々決勝

vs花巻東　2-1　勝【得点者】オウンゴール・藤原晴磨
　あいにくの雨、そして遠野運動公園多目的運動公園。ベンチまで昨年と一緒でしたが、勝利のメンタリティーを築き上げて試合に臨みました。
　開始早々から両サイドを崩しながらゴールに迫り、シュートを積極的に放ちますが、キーパー正面になるなど、ゴールを決められません。
　すると、26分CKから思いきりよく打たれたシュートがネットに突き刺さり、失点してしまいます。その後も、バックパスが短く、危うい場面がありましたが、GK髙橋諒朋のビックセーブで追加点を許しません。
　追いつこうと菊地竜空が蹴ったシュートは、ポストに当たって跳ね返り、結局0-1のまま前半が終了してしまいました。

そして、運命の後半が始まりました。
　雨が降り続けたため、センターサークル付近は水が溜まりボールが止まりだし、思うように展開できなくなりました。
　それでも果敢にゴールに迫り、決定機を何度も作りましたが、枠にボールが飛ばず、時間ばかりが経過していきます。

　圧倒的に押し込みながら、何度もシュートをうちながら得点に結びつかない展開に、昨年の嫌な試合が脳裏を過りました。このまま試合終了かと思われた78分、ついに相手ゴールをこじ開けました！

　得点を奪うために期待を込めて途中から送り出した岡本崇凱が体を張って渾身のシュート。相手GKが反応したものの、相手DFに跳ね返るゴールでした。何としても勝ちたいという執念が勝ったゴールに、息を吹き返したチームは延長戦を潔しとせずに、80分に勝ち越しを決めました。逆転劇を演出したのは、これも途中交代の藤原晴磨。監督の起用に見事応えてくれました。

　次の準決勝は、10月27日(日)10:30～いわぎんスタジアムで行われます。対戦相手は、不来方高校です。入場券が必要となりますが、引き続き応援お願いします！